「反省」で終わらせない支援
最近、スタッフの振り返りシートを読む時間が、私にとって大切な時間になっています。
振り返りを読んでいると、そのスタッフが子どもをどう見ていたのか、何を考えて支援していたのかが伝わってきます。
でも、ある日、こんな振り返りがありました。
「褒めることを意識しました。」
「ルールを具体的に伝えられませんでした。」
最初は、「何となく物足りないな」と感じただけでした。
でも、なぜそう感じるのかを考えているうちに、自分の中で答えが見えてきました。
私が知りたいのは、「何をしたか」ではなく、その先だったのです。
なぜ、その支援を選んだのか。
子どもはどう反応したのか。
その経験から、次はどう支援してみようと思ったのか。
そこまで考えられて初めて、支援は次につながっていくのだと思います。
例えば、お買い物の活動。
「300円以内で好きなお菓子を買う」というルールを伝えました。
でも、お金の計算が難しい子もいます。
初めての場所で、ルールを理解することが難しい子もいます。
もしうまくいかなかったなら、
「ルールを伝えられなかった。」
で終わるのではなく、
「どの子が、どこで困ったのだろう。」
「次は、一緒に値札を見ながら選んでみよう。」
「事前に300円で買えるお菓子を一緒に確認してみよう。」
そんなふうに次の支援につながる振り返りができたら、その経験は必ず力になります。
支援に正解はありません。
だからこそ、やってみることが大切です。
でも、私はもう一つ大切にしたいことがあります。
それは、「やって終わり」にしないこと。
子どもの姿を見て考え、次の支援につなげること。
その積み重ねが、支援者を育て、子どもたちにとってより良い支援につながると信じています。
最近、私はスタッフを育てる難しさを感じています。
でも同時に、「支援とは何か」を改めて考える毎日でもあります。
この悩みも、迷いも、きっと管理者として成長するために必要な時間なのだと思っています。